2009年11月06日

異物を飲み込んだときの応急処置

異物を飲む込むことが特に多いのは、子犬です。
子犬は好奇心旺盛で、何にでも興味を持ち、すぐに口に入れようとします。
一番大切なことは、飲み込みそうなもの、飲み込むと危険なものは、子犬の周りに置いておかないということです。
また、犬が口に何かを入れようとしたら飼い主の指示で止めさせるというしつけも必要です。

気をつけていても飲み込んでしまったというときのために応急処置を知っておきましょう。
異物を飲み込むことは病気とは異なりますので、応急処置を施すことで死なせずにすむ場合も多くなります。
応急処置の後、速やかに病院へ連れて行きます。

まずは、慌てて吐かせようとせずに、何を飲み込んだかを確認してください。
パチンコの玉などの丸いものなら吐かせても大丈夫ですが、尖った部分のあるものは無理に吐かせないようにします。
尖った部分で食道を傷つけてしまう場合があるからです。
飲み込んだ後でも苦しそうにしていない場合は、異物が胃の中に入っている状態です。
吐かせても大丈夫な異物なら、食塩を飲ませてみましょう。
体重10キロの犬で、5〜20グラム程度をスプーンで舌の上に置きます。
5〜10分で異物を吐くことがありますが、飲み込んでから時間が経ち、腸にまで達しているような場合は難しくなります。

異物が食道につまり、呼吸困難に陥った場合は緊急を要します。
小・中型犬の場合は、後ろ足を両手で持ってぶら下げ、何回か上下させて吐き出させます。
大型犬の場合は、横向きに寝かせ、胸の後方に手のひらを当て、前方へ向かってぐっと急激に力を入れて押します。

食べ物を詰まらせたときは、吐き出させるより、ボールペンの丸い方などを使って奥に押し込むほうが効果的です。
食べ物を詰まらせることが多いのは、小型の子犬、老犬、病気の犬などです。
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応急処置 2

やけどや中毒などは、一瞬の油断で起こることが多く、飼い主も動転してしまいがちですが、冷静に応急処置をすることで命を落とさずにすむ場合も少なくありません。

・やけど
直接熱いものに触ってやけどをした時は、まず、水を掛けて冷やします。
犬が嫌がるようなら汚れを落とす程度でもかまいません。
やけどの範囲が広い場合は、滅菌ガーゼで患部を覆ってください。
氷と水を入れたビニール袋を患部に当てて、冷やしながら病院へ行きましょう。
飼い主の判断で薬を塗ることはやめてください。
ガソリンなどの化学物質を浴びてやけどをした場合は、石鹸や動物用シャンプーと水とで化学物質を洗い流します。
患部は真っ赤になり激しい痛みを伴っているはずですので、犬が痛がるようなら、無理にこの処置を行うことはやめます。

・中毒
中毒を起こしたものがわかっている時は、すぐに病院へ電話をします。
その場ですぐに応急処置について獣医から指示がある場合がありますので、指示に従って処置をしてから病院へ運びます
病院へは、毒物を容器ごと持参します。

・日射病、熱射病
犬は汗をかきませんので、暑さには弱い動物です。
炎天下や車の中への長時間の放置、暑い時期の日中の散歩などで、日射病や熱射病といった病気になります。
風のないような状態では特に危険です。
熱射病は、処置が遅れると脳に障害を起こして、最終的には死亡してしまうという怖い病気です。
応急処置としては、一刻も早く涼しい場所に移動して身体を冷やすということです。
水を入れた浴槽に頭を出して浸したり、ホースで直接犬の身体に水をかけたりして冷やします。
その後、頭を冷やしながら病院へ運びます。
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気になる変わったしぐさ

下痢や嘔吐といった、明らかに身体の異常とわかるような症状ではなく、滑稽とも思える変わったしぐさをとっている時も、病気のサインである場合があります。

犬が自分の尻尾を追いかけているのを見ると、一人で遊んでいるのかと思ってしまいますが、これも一つの異常行動であり、注意が必要です。
お尻に炎症がある場合や、ストレスから来る行動である場合があります。
また、痴呆から来る行動という可能性も考えられます。
まずはお尻に炎症や腫れがないかを確認してみましょう。

お尻を地面にこすりつけている犬は、お尻にかゆみがあったり、違和感を覚えている犬です。
お尻の周囲が腫れていたり、炎症を起こしていたりする場合は、肛門のう炎や肛門周囲腺腫などの病気にかかっている場合が多くあります。

肛門のう炎は、肛門の左右の下の方にある肛門のうという小さな袋が炎症を起こす病気で、かゆみとともに肛門の周りの悪臭という症状も伴います。
肛門のうにはにおいのする分泌物がたまっていて、健康なときは、排便時に便と一緒に排泄されています。
正常に排泄されずに分泌物がたまると、炎症を起こしたり細菌に感染したりして袋に穴が開き、かゆみや悪臭の原因となります。

肛門周囲腺腫は肛門の周囲にある分泌腺(肛門周囲腺)にできるがんです。
睾丸からでるホルモンが原因でがんが発生します。
ペニスの周囲や背中の腰に近い場所、尻尾のつけ根などにも肛門周囲腺は分布していますので、そこが硬く盛り上がることもあります。
肛門周囲腺腫は去勢していない高齢のオス犬に多く見られます。
メス犬にはあまり見られません。
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